はじめに
この記事にたどり着いたということは、あなたはすきま時間を活用して英語を学ぼうとしているのでしょう。何も考えずにひたすら進めるのは、賢明な方法ではありません。まさに愚の骨頂。ここで一度立ち止まり、これから説明するステップを踏んでみてください。そうすることで、より効率的に学習ができ、可能な限り早く語学を習得できると考えています。この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。
ステップ1:学習マインドセット
次の質問を1分くらい考えて回答してみてください。
あなたはなぜ英語学習をしようと考えているのですか。
英語を習得するための情熱はどの程度ですか。本気の本気でその目標を達成しようという決意をしていますでしょうか。
考えていただきありがとうございます。
先ほどの質問で、学習する理由とどの程度本気で取り組んでいるかを振り返っていただけたでしょうか。
なんとなく受動的に学ぼうとしていた方や、とりあえず良い教材さえあれば習得できると考えている方は、ここでしっかりと学習に対するマインドを改めるべきです。そうすることで、今後より効率的に学んでいけるでしょう。
なぜなら、学習する姿勢こそが全てだからです。
一流の人から学んでも、成長したいという姿勢がなければ成長しません。それは英語学習に限らず、他のあらゆる分野にも当てはまることです。
ステップ2:目標設定
あなたの英語学習の目標を書いてみてください。
あなたの目標は?野望は?
何か月で目標を達成するのか?
ステップ3:スケジューリング
ステップ2で目標設定が完了し、目標達成日が決まりました。続いて、ゴール(目標達成日)から逆算して計画を立てましょう。
ここで参考すべき目標設定で必要な考え方として、5つの要素の頭文字をとってSMARTというものがあります。
- Specific(具体的) - 目標は具体的で明確に定義されるべきです。
- Measurable(測定可能) - 目標の達成度を測定できるようにしましょう。
- Achievable(達成可能) - 現実的かつ達成可能な目標を設定します。
- Relevant(関連性がある) - 目標は自分の他の目標や計画と一致しているべきです。
- Time-bound(期限がある) - 目標には明確な期限を設定します。
- 目標を達成するために具体的にどのような行動をとるべきか理解しているか。
- 達成具合が第三者にもわかるか。
- 目標が妥当であるか。
- 目標達成に向けて適切な行動をとっているか。
- 作業内容を1年、1か月、1週間のスケジュールに落とし込んでいるか。
私の例で考えてみましょう。私は英会話力を身に付けるという目標を掲げました。具体的には、海外の客先とコミュニケーションが取れるレベルを目指しています。英会話力を身に付けるためには、リスニング力とスピーキング力が必要不可欠です。
リスニング力には、音慣れ、単語力、文法力が必要です。スピーキング力には、発音力、単語力、文法力が必要だと考えました。これらの能力を身に付けるために、必要な学習・作業を抜け漏れなく検討してみました。(もし他に必要なことがあればご指摘ください。語学学習のプロではないのでご了承ください。目標から具体的な作業に落とし込む方法を理解していただくための一例です。)必要な学習は、発声、動画視聴、英会話、単語帳、熟語帳、文法書で行います。
過去の学習者の指標を参考にすると、英会話力を身に付けるためには約2000時間が必要とされています。しかし、筋トレやその他の活動も続けたいと考え、継続して学習できるスケジュールを立てました。私は1年間で300時間の学習を目指すことにしました。1年は約52週間あるため、1週間のうち4日間を学習日に設定し、1日あたり1.5時間学習すると、1年間で312時間の学習が可能になります。(52週/年 × 4日/週 × 1.5時間/日 = 312時間)
1週間の学習時間は以下のように設定します:発声練習0.5時間、動画視聴1時間、英会話1.5時間、単語帳1時間、熟語帳1時間、文法書1時間、合計で6時間です。これをもとに、1週間ごとにスケジュール通りに進んでいるかどうかを進捗管理します。ここまでできれば、スケジューリングは完了です。
ステップ4:効率的な学習方法を学ぶ
誰もが望むこと。それは、短期間で外国語を習得することです。さまざまなものを参考にした結果、外国語を早く、簡単に、効率的に習得するためのおすすめの方法を見つけましたので紹介します。これから学ぼうとしている方は、モチベーションが上がると思いますが、語学学習には才能は不要であり、必ずしも外国に行く必要はありません!
語学習得の基本的な考え方5選
多言語を習得した方々の証言を基に、語学習得における基本的な考え方をまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。
①自分にかかわる部分に集中する
注意力、意味、関連性、記憶の4つは非常に密接に関連しています。例として、森をハイキングしているときの出来事を紹介します。木に傷跡があることに気づいた時点では、それほど注意を払わないかもしれません。さらに進むと、地面に大きな動物の足跡が見つかります。この時点で危険な動物がいる可能性があると注意を払うべきでしょう。もし注意を払わずに進み続けると、野生の熊に遭遇してしまうかもしれません。この経験から、傷跡のある木は熊の仕業であり、命にかかわる重要な情報だと学ぶことになります。
この例が示しているのは、目標達成に役立つ情報には注意を払うべきであり、それが記憶に残りやすいということです。オンライン英会話で話すテーマが決まっているなら、そのテーマに関する知識は重要ですので、前もって集中して学習するべきです。例えば、海外で買い物をする場合や友人や恋人と趣味について話す場合、それに関する内容は前もって学んでおくべきです。このように、自分事の領域を増やすことで、母国語以外の言語でもスムーズにコミュニケーションが取れるようになると考えています。
②コミュニケーションの道具として言語を使う
必要な道具は、すぐに使い方を覚えることができるでしょう。キーボードの使い方、ホッチキスの使い方、缶切りの使い方などが例です。例えば、パソコンで今日中に何十ページもある資料を作成しなさいと言われれば、キーボードの操作方法を知らない人でも、キーボードという道具を使わざるを得ないため、必死になって操作を覚えるでしょう。同様に、海外の人とコミュニケーションを取る環境を整え、話したいことを話せるように、道具の使い方をマスターしましょう!
③画像やもの、手振り、身振り、顔の表情で示す、示してもらう
画像や物、手振り、身振り、顔の表情で示してもらうことで、徐々に伝えている内容が理解できるようになります。伝えたい内容を前もって理解しておくことで、無意識に言語を習得できると言われています。実践的な理解は習得する上で重要です。そのため、海外の人とコミュニケーションできる環境は必須です。
④語学習得は知識の蓄積をすることではない
語学習得は、どちらかといえば肉体的なトレーニングに近いものがあります。学校での英語の成績が優秀な人でも、海外の人とコミュニケーションが取れない場合があります。多くの人は、周りの人の話す英語が理解できない、理解できてもどう話せばいいかわからないという状況に陥ります。まずは、音が聞き取れなければ話すこともできません。聞き取るためには、肉体的なトレーニングが必要です。
話すという行為は筋肉を使います。繰り返し発音し、顔の筋肉を駆使することで、発音が上達し、相手の音も理解できるようになり、相手に伝わる発音が可能になります。
⑤ネガティブな感情で学習しない、語学学習を楽しめ
悲しみ、怒り、不安などのネガティブな感情では学習効率が低下します。語学を習得する際は、楽しくリラックスし、脳からα波が出て、好奇心を感じる心理状態を作り出すことが重要です。
語学習得で実践すべき7つのこと
語学学習をするうえで、実践すべき重要なことは、以下の7つです。
①とにかくたくさん聞く
②言葉(文字)をよりも先に(ボディーランゲージ等から)意味を知る
③単語を組み合わせる:主語、動詞、目的語を10個ずつ覚えれば、1000の文章が作れる
④頻度の高い部分を覚える:1000語で日常会話の85%をカバーできる
⑤対等な立場で接してくれる人をもつ
⑥顔の動かし方をまねる
⑦音とイメージを直結させる:例えば、"fire"と聞いたら赤色で熱く、煙たいものとイメージできるようになる
最後に
私も2024年11月から1年間かけて300時間英語を学習する予定です。今回の効率的な学習方法を活用しながら学習していく所存です。
私は下の管理表で管理していきますが、EF ENGILISHで共に頑張ろうと考えていらっしゃる方は、インスタグラムから欲しいとメッセージください。
頑張ろうと思っている方の進捗などもインスタで共有していければと思います。また、サポートできる部分は全力でサポートしてきます!!!
次回、EF ENGILISHを紹介いたします。